副総料理長 レストラン担当
単純に職人への憧れから
“包丁一本~サラシに巻~いて~♪”では無いですが若かりし頃、自らの腕(技術)一本で職を全うする職人さんがカッコイイと思い、食の世界を選択したという感じです。
勿論、お客様から“美味しかった”と言って頂けた瞬間も非常に嬉しく思います。
どの職種もチームワークが大事かと思いますが調理の世界は統一した意識とチームワークがより求められる職種ではないかと思います。力を合せ仕事を一つ成し遂げた後の達成感が、良かったと思う瞬間かもしれません。
得意料理は特にありませんが、ジャンルに捕らわれず継続して様々なスタイルに挑戦していければと思っています。
魚介料理のみ提供するレストランで出してもらった九十九里浜産の大粒ハマグリを殻ごと真っ黒に焼き上げた炭火焼き。フレンチの技法にこだわらず素材の持ち味を最大限に引き出し味わって頂こうとするシェフの意図が感じられ、食べた瞬間美味しすぎて自然に笑みがこぼれてしまった事 今でも覚えています。
グループ企業の一レストランであるANAのカスケイド、ミックスバー、東京ベイのシェフズライブキッチン等を含め、定期的にお客様の立場として行くよう心掛けてます。
あとジャンルは全く違いますが中華街の肉まんは華正樓がお薦め。
ふんわりとした皮の甘みとジューシーな餡が絶妙です。
「美味しい料理はきれいな厨房から」
これは私自身への言葉としても頭の片隅に置いている事ですが
私の知る限り、整理整頓の出来ない料理人は仕事も雑になりがちです。
“この先輩は仕事が出来るなぁ”と思う先輩は例にもれず、整理整頓がしっかりと出来ている先輩方ばかりでした。
調理に臨む姿勢として基本の“き”ですが、とても大事なことです。
また調理を学ぶ姿勢としてもそこがスタートラインだと思います。 共に頑張っていきましょう。